こんにちは、たこすけ(@taccotacosuke)と申します。
この記事では、僕がうつを発症する前後の話、そして現在の活動について、自己紹介を兼ねてお話しをしたいと思います。
▼もくじ▼
1. それなりに充実していた大学生活
1-① 大学1~2年次:典型的な文系学生
1-② 大学3~4年次:国際協力サークルを立ち上げる
4. 社会人デビュー後、どんどん自信を失っていく
4-① 配属先の人間関係でさらに疲弊していく
1. それなりに充実していた大学生活
1-① 大学1~2年次:典型的な文系学生
一浪の末に入学した大学では、国際関係の学科を専攻しました。
が、入学当初は
「サークル」「飲み会」「バイト」
にまみれる日々を過ごしていました。
当時は楽しかったんですが、いま振り返ると遊んでばかりいる典型的な文系大学生(失礼)だったな、と思います。
1-② 大学3~4年次:国際協力サークルを立ち上げる
自堕落な生活を2年間過ごしたあと、国際協力に興味をもちました。
「国際」とつく学科にいたので周りに国際協力に関心のある友人が多く、影響を受けました。

どうせなら自分のやりたいことを全力でやりたい!
と思った僕は、そんなに深く考えずに「国際協力サークル」を立ち上げてみました。
メンバー集めの段階から始めることにわくわくし、楽しくかつ真剣に活動させてもらっていました。
仲間と切磋琢磨し、たくさんの応援をもらって、活動を続けることができました。
学祭にも出店しました
このころの僕は、

案外、自分は色々できるんじゃないか?
という根拠のない自信があるようにも感じていました。
2. 就活で自信を失い大学院に進学
就活シーズンになり、僕は悩みはじめました。
企業の説明会に行くと、

やばい…おれより凄い実績の人ばっかりじゃないか…。。
と、次第に劣等感を抱くようになり、

内定を取るには、国際協力サークルの実績が足りない…。。
という考えに至りました。
いま思えばサークルを立ち上げただけでも、学生にしては頑張ってると思うんですが、「実績」のハードルを上げすぎて、自分の自信を自ら手放してしまいました。
国際協力で納得できる実績をひっさげて就活に臨むべく、僕は大学院へ進学しました。
3. 就職活動でSEとして内定を得る
大学院(修士)は2年間のため、入学した年の秋には就職活動が始まってしまいました。
研究が忙しくサークル活動も控えめになってしまいましたが、それでも人並みに努力した結果、都内に本社を置く社員数1万人ほどのシステム会社からシステムエンジニア(SE)として内定をいただきました。
本当は国際協力の分野に進みたかったんですが、なかなかご縁がなく、SEを選んだ自分に「おれはIT業界で働きたいんだ」と暗示をかけていました。
この少しだけ未練が残った就職活動により、その後の職業人生でつまづくことになってしまいます。
4. 社会人デビュー後、どんどん自信を失っていく
2015年4月、SEとしての社会人生活が始まりました。
最初の3ヵ月間は研修期間で、同期とさまざまな研修を受けていました。
システム会社ということもあり、同期はほとんどが理系出身。プログラムの知識や経験も多少ある彼らは、難易度の高い研修も淡々とこなしていくように見えました。
でも僕は常に必死。
用語が分からなかったり理解が追いつかなかったりで、どんどん周りから離されていく感覚を味わいました。
最低限の資格はとりましたが、「知ってる」と「できる」は違うということを身をもって体感しました。
4-① 配属先の人間関係でさらに疲弊していく
3ヵ月の新人研修を終えて配属されたのは、システムの「運用・保守」部門でした。
仕事内容は法人向けのいわゆる「ヘルプデスク」で

操作方法がわかんないんですけど!

知らないエラーが起こった何とかして!
といった類の問い合わせを一日に何件も何件も対応していく業務でした。
当然ですが最初はわからないことだらけです。
先輩たちに毎日叱られながら、必死に電話をとる日々が続いていました。
なかでもOJTを担当してくださる先輩とはなかなか相性が合わず、どんどん疲弊していきました。

いつまでかかってんの?

話聞いてた?

ぜんぜん違う。もう一回やって。
この人は僕を怒鳴りつけるのではなく、冷徹に淡々と詰め続ける…みたいなイメージの人でした。
仕事中に雑談をしたのは1回しかありません。9ヶ月間で1回です。
この関係が僕の職場に対するイメージを形づくっていき、
- 職場では雑談などしてはいけない
- 分からないことを聞いたら叱られる
- 自分の仕事は全部1人で終えないといけない
という固定観念ができあがりました。僕の気力はどんどん擦り減っていきました。
まだギリギリ働けていたころに自覚があったうつの前兆は、
- 食欲(とくに朝食)が極端になくなる
- ほぼ毎日、夜中2時~3時頃に目が覚める
- 月曜日のことを考えて土曜日の夜から憂うつになる
などで、友だちと遊んでいても気分転換にならない日々でした。
会社の同期にも、こんな前兆が出ていることは相談できませんでした。
5. 「うつ」により休職に至る
働き始めてちょうど1年経った頃の2016年3月29日。ついに、朝うごけなくなってしまいました。
身体を動かそうとしても動かない。動けない。
その日はなんとかベッドから這い出て出勤し、1日働いたのですが、2日後の3月31日、勤務中にまた異変が起きました。
どうしても職場にいるのが耐えられなくなり、その場から逃げ出したくてしょうがない衝動に駆られました。
トイレに駆け込み、うつ伏せで嗚咽をもらしていました。
何分経ったか分かりませんが、一段落してからトイレを出て、早退を願い出て心療内科へ足を運びました。
診察結果は「抑うつ状態」。
主治医の先生によると、状態としては「うつ病」だが、診断書を見る会社への心象も考えて、抑うつ状態という診断書が書かれました。
ついに休職を要するとの診断が出てしまいました。
6. 休職期間中に転職を決意
休職後しばらくは家に籠もっている生活でした。
でもまったく身動きができないというわけではなく、たまに友人に会ったりはできていました。
休職して半年ほど経ったころから、少しずつ将来のことも考えられるようになり、人生でこれまでにないほど悩みました。
- いまの職場は理想に程遠い
- 会社の資料やニュースを見ると手が震える
- でも働くこと自体には意欲がもてている
これらを考えて、休職中ではあるものの、試しに転職活動をしてみることにしました。(前職の企業の方、ごめんなさい)
6-① 転職活動で体調を悪化させる
転職活動の過程で僕はまた体調を崩しました。ぶりかえしたというより悪化したという感じでした。
なかなか自分の思うように進まない現状に押し潰されそうになりました。
休職から9ヵ月間、ギリギリの状態で一人暮らしを続けていましたが、ついに生活が立ちいかなくなり、2016年12月23日、僕は実家に帰りました。
このとき、初めて自分の状況を両親に話しました。
その後半年以上、転職活動はおこなわず、休養と回復に努めました。
この期間中に休職期間の満了が迫り、2017年8月、僕は退職に至りました。
7. 社会復帰をめざしてリワーク施設の利用開始
休養中はとにかく休み、自分を万全な状態に整えていました。
2017年4月からはリワーク施設のひとつである就労移行支援サービスの利用を開始しました。
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就労移行支援には1年半通い、その後再就職活動を本格的におこないました。
自分の疾病経験をオープンにして一般雇用枠の求人に応募していたため、これまで160社以上の不採用を経験しました。
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【随時更新】うつ病をオープンにして一般枠求人に応募した結果まとめ何度も心が折れましたが、途中でよい出会いもあり、なんとか2019年の3月から障害のある方向けの職業紹介をおこなう会社で働きはじめました。
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160社以上の不採用を経て、再就職しました : こころに追い風を久しぶりの社会復帰、気合いを入れて働きはじめたんですが、、
会社からメールがあり、おそらく今月のうつ症状再燃による欠勤が原因で、次回の契約更新は難しいと伝えられました。
— たこすけ (@taccotacosuke) 2019年5月27日
自分の至らなさがとても悔しいけど、体調が落ちついたら前向きに今後のことを考えたいと思います。人生は何度でもやり直せる。
再び、会社を休んでしまい、退職することになってしまいました。。
なので、再再就職活動がもうすぐ始まります。
8. このブログについて

「こころに追い風を」というこのブログでは「うつからの社会復帰」をテーマに記事を書いています。
自分がまた苦しくなったとき、自分のブログを読んで一歩前に進む後押しになれば(=こころに追い風が吹けば)いいな。
そしてこのブログを読んでくださった誰かのこころにも、同じような追い風が吹けば最高だ!
という思いでブログを書きはじめました。
ゆるい感じで自分らしく発信できればと思っています。
9. うつ当事者イベントを主催しています!
【4/21】うつ当事者イベント「うつラボ:働き方編」のお知らせ : こころに追い風を2018年12月に、初の「うつ当事者イベント」を開催しました。
【開催レポート】うつ当事者イベント「"うつ" と "働き方" を語る会」を実施しました今後もマイペースで続けていければと考えているので、関心のある方はぜひチェックしてみてください(^^)
10. Twitterでもつぶやきます!
Twitterでも、ブログ更新情報やイベント開催告知をつぶやいています。

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こんなたこすけを、どうぞよろしくお願いします。
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